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続刊
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編:岡島慎二 編:土屋幸仁
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。関東でもっとも面積の広い県はどこ?と問われたら、なんとなく茨城、群馬か千葉のいずれかだろうと想像する。でも「正解は栃木県です」といわれても、どうもピンとこない。栃木にデカい県というイメージがないからだ。県を擬人化するのもなんだが、群馬と茨城に挟まれる栃木は、やけに肩身が狭そうで、そんなところも実際より小さな県と感じてしまう要因かもしれない。では、その栃木には何がある?と、さらに問われたら……県外者はこっちのほうがおそらく困るはず。栃木の存在は知っていても、その実態はおぼろげという人は驚くほど多いのだ。とにかく栃木は存在が地味。しかし、県のポテンシャルはやたらと高く、首都圏という好立地を生かして関東の内陸型工業地域の中心を担っており、さらに観光産業もすこぶる盛ん。また当然ながら農業も盛んで、しかも災害も少ないという、まさに「豊穣の地」なのである。その一方で、たとえ自らを卑下しても他人に土足で踏み込ませない領域(地雷源)は持っている。大人しい様でいて、踏み込んで来たら苛烈に攻める専守防衛が栃木人スタイル。それはまるでジキルとハイドだ。本書ではそうした栃木人気質をベースに置きつつ、県内各地域の特徴や問題点、さらに北関東3県内での栃木の立ち位置や防災の話など、さまざまなテーマで現在の栃木の実像を捉え、僭越ながら先々への提言もさせていただいた。さて、これから栃木人の“地雷”を踏みまくっていくとしますか。
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