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続刊
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カゴ
編:川口有紀
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。「広島出身なんです」というと「ああ、お好み焼き!」とまず返ってくる。その次には「修学旅行で原爆ドームに行った」「やっぱりカープファン?」……この答えで大抵9割。カープ、原爆、お好み焼き。広島にはコレしか無いのか!?と考え続け……ある意味、間違ってはないよな、という結論に。思えば広島市というのは不思議な都市だ。政令指定都市であり、中国地方最大の都市としてビジネス的に見て注目度は高い。しかしながら、大阪や神戸と地理的に近いにもかかわらず“関西”というイメージは少ない。かつ、広島弁というのは全国的にもイメージが浸透しているものではあるものの、「じゃあ広島人ってどんな人?」といわれると、これがだれも一言ではいえないのではないだろうか。当たり前だ、当の広島人がイマイチ把握していないのだから。しかし。海外に出れば、ヘタをすれば“東京”の次に有名な都市でもあったりする。この場合の広島はカタカナの“ヒロシマ”。被爆地として有名だったり、カープや観光地で有名だったり、でも自分たちのことは意外とよく分かっていなかったり……それが“広島人”だ。この本を書くにあたり市内で取材を繰り返し、だんだんと分かってきたことは「なぜ広島市がこうなったのか」という歴史が絡んだ複雑な事情と、そして意外と広島の人々はその事実を漠然としか把握してない、ということだ。日常過ぎて見落としている広島市の“謎”は意外と多い。ヘビーな歴史も絡んできたりするが、事実だから仕方ない。この機会に、自分たちも知らない「広島市の正体」を紐解いてみようではないか。
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2024/11/30 23:59 まで有効
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