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続刊
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編:橋本玉泉 編:岡島慎二
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。都心から目と鼻の先にある洗練されたオーシャン・リゾート。世間一般から見た湘南は、そんなイメージで完全に固まっている。ただしそれはメディアによって強調された湘南の一面でしかなく、本当の湘南は、もっと多面的で魅力的なエリアだ。多面性を持つ要因は、湘南がひとつの自治体ではなく、広域であるということ。湘南は広い。けど広いってどれくらい?当シリーズで湘南エリアを取り上げるってことになったとき、「それは面白い!」と思ったと同時にハタと困った。湘南って一体どこなのよ?手始めに地元民に聞いてみると千差万別。「あそこは湘南と認めない」「あそこは湘南と認めてもいいかな」といったエゴ丸出しの意見。どうも地元民は湘南に対するプライドが強過ぎるのか、湘南論議になると案外狭量だ。そのため、湘南エリアは各自治体同士の連携が弱く、ひとつにまとまらない。そこにはやはり湘南が憧れの場所として認知されている、ということも大きい。好イメージの湘南を我がモノとしたい各自治体。地元民も「湘南はいうほどオシャレな場所じゃない」というけれど、それは建前で本当は洒落た場所に住んでいるという自負がある。湘南は外と内で感じるイメージは違うというけれど、メディアによって作られた湘南イメージに翻弄されているのは自治体であり、地元民たちなのかもしれない。湘南にこだわり、翻弄される人々を内包する湘南は、今後どうなるのか?イメージを破壊して、新しい湘南へと変貌を遂げられるのか?それとも時代に取り残されるのか?本書ではそれをデータや現地取材によって解き明かす!新しい湘南を見つけ出すヒントになれば満足である。
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