どうせ、あちらへは手ぶらで行く

どうせ、あちらへは手ぶらで行く

城山三郎

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「五月十六日『楽しく楽に』を最優先。不快、厄介、後廻し。楽々鈍で、どんどん楽」──作家が手帳に記していた晩年の日録には、自身の老いを自覚し、見つめながら、限られた人生を最期まで豊かにしようとする姿があった。執筆への意気込み、友との交遊の楽しさ、家族への愛情、そして妻を亡くした悲しみなど、作家が世を去る三ヶ月前まで、九年間にわたって綴っていた感動の記録。

ジャンル
エッセイ
出版社
新潮社
掲載誌/レーベル
新潮社の本
提供開始日
2014/6/20

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