私の大阪八景

著者:田辺聖子

836円(税込)

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    〈上の天神さん〉の境内で行われるラジオ体操。カタコラカタコラ下駄履きで集まると、在郷軍人の小父ちゃんが台に上って号令をかけていた。/トコのちぢれ毛をまっすぐにして下さい。中原淳一の絵の女の子みたいにして下さい。/チョロ松と二人で、ゆぶねに腰かけて唱歌をうたった。「旅順開城 約なりて 敵の将軍ステッセル 乃木大将と会見の 所はいずこ水師営」/あとを頼むぞ、とか何とかいって戦地へいくと、若い盛りにパッと桜のように散る。そしてほめられる、新聞にのる、勲章をもらう、みんなに泣かれる、いい気なものだ。男のほうが人生の花を独り占めして、女はカスの部分をつかまされる。/日常のささやかな描写の中にすべて戦争が描き込まれた名連作短篇集。

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    レビュー

    • 2017/10/06Posted by ブクログ

      田辺聖子さんの自叙伝的小説である。
      その1 民のカマド<福島界隈>
      その2 陛下と豆の木<淀川>
      その3 神々のしっぽ<馬場町・教育塔>
      その4 われら御楯<鶴橋の闇市>
      その5 文明開化<梅田新道>...

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    • 2017/10/24Posted by ブクログ

      田辺さんは自分の親よりも20歳くらい年上で、生まれ育った時代も環境も全く違うのに、どうしてこんなに共感できるのだろう。この本に書かれているのは、どうも田辺聖子さんご本人が戦時中に送った女学生時代らしい...

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    • 2020/01/18Posted by ブクログ

      戦中~敗戦の大阪の女の子の話。
      おもいっきり軍国少女。
      いろいろ憧れたり模索したり儚くなったり。罪はないよなあ。

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