源静香は野比のび太と結婚するしかなかったのか 『ドラえもん』の現実

著:中川右介

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    1970年に登場して以来、いまや日本人に生まれて知らない人はいない(?)、いやいや、世界的にもファンが多い、わが国の国民的マンガ『ドラえもん』。あまりにも有名で、まるで空気のような存在のためなのか、はたまた子ども向けマンガと軽く見られたからなのか、正面きって論じられることはこれまで少なかった。しかしその作風は、たんなる生活ギャグマンガにあらず。『鉄腕アトム』直系のSFロボットアニメであり、『新世紀エヴァンゲリオン』の先を行く「セカイ系」でもあり、『けいおん!』に代表される「日常系・空気系」の元祖ともいえる、マンガ・アニメ史のパイオニアなのである。しかも『サザエさん』同様、主人公が成長しない「ループ物語」でありながら、調べていくと、なんと村上春樹氏もビックリのパラレルワールドだったのだ……。そして何より、政権交代、フェミニズム、スクールカースト、世代論、郊外論、戦闘美少女と、戦後からいまにいたる日本社会の推移をまるで予見でもしているかのような、社会学者が舌なめずりして飛びついてもおかしくないほど格好の研究対象なのである。『ドラえもん』を読めば日本社会のふしぎがわかる!ドラえもんワールドが好きで好きでたまらない人も、そうではない人も、じつは深すぎる『ドラえもん』の世界観にふれてみよう。

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    • 2019/05/19Posted by ブクログ

      何の気なしに借りてみた本。『ドラえもん』に関して、今まで考えたことがなかったような深掘りの考察がなかなか面白い。なぜ学校の場面が少ないのかとか、専業主婦のママは、昼寝とテレビばかりで、ご近所やママ友と...

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    • 2018/12/19Posted by ブクログ

      藤子・F・不二雄の代表作『ドラえもん』の世界について論じた、「ホンワカパッパな社会学的考察」です。

      しばしばフェミニズムの立場から、しずかちゃんの入浴シーンなどが批判の対象になることはありますが、著...

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    • 2017/04/30Posted by ブクログ

      1章と2章のしずかちゃん、ジャイアン、スネ夫に関する考察と言うか分析については、こじつけが強いというか、私にとってはつまらなかった。
      読むのをやめようと思ったが、せっかく2章まで読み進めたのだから最後...

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