【最新刊】アニマルスピリット―人間の心理がマクロ経済を動かす

アニマルスピリット―人間の心理がマクロ経済を動かす

1冊

著:ジョージ・アカロフ 著:ロバート・シラー 訳:山形浩生

2,376円(税込)
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    シラー教授は2013年に、アカロフ教授は2001年にノーベル経済学賞を受賞。ともにノーベル賞を受賞した、主流のなかの主流の二人が、主流派経済学のあり方を批判しつつ、「人間」を軸に据えたマクロ経済学が必要だと説いた意欲作。偉大な経済学者ジョン・メイナード・ケインズが代表作『雇用、利子、お金の一般理論』で提示したアニマルスピリットと、経済学の新しい分野である行動経済学の成果を組み合わせて、危機に陥った現実経済の説明を試みる。「金融学とは金儲けのための学問ではない。人間行動の研究である」というシラー教授の基本思想どおりに、人間のアニマルスピリット(衝動、血気)を安心、公平さ、腐敗と背信、貨幣錯覚、物語といった要素に分解して、それぞれがアメリカの有名な経済現象にどう関与していたかを紹介していく。たとえば、・1991年ころのS&L危機・2001年ころのエンロン問題・2007年ころのサブプライムローン問題などだ。もっと古い経済問題では、1890年代の不況や、1920年代の過熱経済、1930年代の大恐慌も分析の対象となっている。本書自体が、説得力のある一つの物語となっているようだ。本書が刊行された2009年当時、金融危機で途方に暮れていた当局に対して、本書は独自の分析と鋭い政策提言を行い、注目を集めた。専門家ではない人も読めるタイムリーな経済書として、世界各国で読まれた。日本でも、週刊ダイヤモンドの2009年ベスト経済書ランキングで、堂々1位に輝いている。一流の経済学者がどのように経済を見ているかを追体験できる本。【主な内容】第I部アニマルスピリット第1章安心とその乗数第2章公平さ第3章腐敗と背信第4章貨幣錯覚第5章物語第II部八つの質問とその回答第6章なぜ経済は不況に陥るのか?第7章なぜ中央銀行は経済に対して(持つ場合には)力を持つのか?第8章なぜ仕事の見つからない人がいるのか?第9章なぜインフレと失業はトレードオフ関係にあるのか?第10章なぜ未来のための貯蓄はこれほどいい加減なのか?第11章なぜ金融価格と企業投資はこんなに変動が激しいのか?第12章なぜ不動産価格には周期性があるのか?第13章なぜ黒人には特殊な貧困があるのか?第14章結論

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    提供開始日
    2014/01/24

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    • 2018/01/03Posted by ブクログ

      事例として設定されたテーマは面白いが、記述が堅苦しく中途半端に理論的で読み難かった。セイラーの行動経済学の逆襲の方が面白い。

    • 2016/09/09Posted by ブクログ

      アニマルスピリットの存在がケインズ経済学の中に触れられていたということに驚きました。経済を理解することは、人の本性・アニマルスピリットの影響を理解することでもあると。その5つの視点は、安心、公平さ、腐...

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    • 2015/10/31Posted by ブクログ

      ケインズ理論とヒックスの乗数効果
      安心乗数=安心感の変化がパニックを引き起こす
      衡平理論

      貨幣錯覚=名目金額の影響を受けること

      パニックは理性の外にある

      効率賃金理論=需要と供給で決まる賃金より...

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