内奏-天皇と政治の近現代

内奏-天皇と政治の近現代

著:後藤致人

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内奏――臣下が天皇に対し内々に報告する行為を指す。明治憲法下では、正式な裁可を求める「上奏」の前に行われた。戦後、日本国憲法下、天皇の政治関与は否定され、上奏は廃止、内奏もその方向にあった。だが昭和天皇の強い希望により、首相・閣僚らによる内奏は続けられる。天皇は「御下問」し、それは時に政治に影響を与えた。本書は、「奏」という行為から、天皇と近現代日本の政治について考える試みである。

ジャンル
学術・学芸
出版社
中央公論新社
掲載誌/レーベル
中公新書
提供開始日
2014/01/17

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