凍りついた香り

著:小川洋子

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    今でも彼の指先が、耳の後ろの小さな窪みに触れた瞬間を覚えている。まずいつもの手つきでびんの蓋を開けた。それから一滴の香水で人差し指を濡らし、もう片方の手で髪をかき上げ、私の身体で一番温かい場所に触れた――。孔雀の羽根、記憶の泉、調香師、数学の問題……いくつかのキーワードから死者をたずねる謎解きが始まる。

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    レビュー

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    • ネタバレ
      2019/07/30Posted by ブクログ

      この内容にはネタバレが含まれています
    • 2018/08/16Posted by ブクログ

      小川洋子さんの小説で共通して言えるのが、誰もが日常で出会うふとした瞬間を的確だけどほんの少し美しく代わりに表現してくれる、そんな一文との出会いが必ずあること。物語の世界に入っているはずなのに、と同時に...

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    • 2018/07/16Posted by ブクログ

      突然の恋人の自殺をキッカケに恋人の過去を辿り、改めてその思い出に浸る…それがいつもの小川洋子さんらしい優しく不思議な空気感の文章で綴られている。
      弘之の世界観は予定調和的なのか?記憶の泉を作り自らの命...

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