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茂木健一郎(編)/NHK「プロフェッショナル」制作班(編)
時代の最前線にいる「プロフェッショナル」はどのように発想し、斬新な仕事を切り開いているのか。どんな試行錯誤を経て、成功をつかんだのか。時代をどのように見つめ、次に進んでいこうとしているのか。NHKの人気番組『プロフェッショナル仕事の流儀』より、本気で「仕事」を考え、取り組もうとするすべての人にお届けする、待望の電子書籍シリーズ!■ただ未来のために古澤明の仕事(量子物理学者)バントはするな、ホームランをねらえある物の状態が、一瞬にして別の場所に現れる「テレポーテーション」。SF映画のような夢の技術を、世界で初めて証明してみせた日本人がいる。量子物理学者、古澤明。この技術を使って、スーパーコンピューターで1000年かかる計算を数秒で解く、夢の「量子コンピューター」の開発を目指している。古澤は研究チームの若き科学者たちに「バントでなく、ホームランを狙え」と発破をかける。失敗を恐れず、世界の最前線で戦い続けるモチベーションの源に迫る。古澤明(ふるさわ・あきら)1961年埼玉県に生まれる/1984年東京大学工学部物理工学科卒業/1986年同大学大学院工学系研究科物理工学専攻修士課程修了。株式会社『ニコン』入社、開発本部研究所研究員となる/1988年東京大学先端科学技術研究センターに派遣、光メモリーの研究を行う/1991年東京大学大学院博士号(工学)取得/1996年カリフォルニア工科大学客員研究員となる。在籍中に量子テレポーテーションの実験に成功/1998年米科学誌「サイエンス」に掲載された論文が、年間一〇大成果の一つとして評価される。同年、ニコン第二技術開発部主任研究員となる/2000年東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻助教授に就任。量子テレポーテーションのさらなる研究を進めている
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