緋褥に桜花の散る

緋褥に桜花の散る

浅見茉莉

2

火事で母を失い多額の借金を背負った笹生愁里は、知人の口利きで吉原の男娼妓楼、白瑩楼に身を売る。見習いとして東雲若衆についた愁里はそこで、ただの馴染み客とは思えぬ粋で端正な男、成司と出会う。何かと優しく気にかけてくれる成司を次第に慕うようになる成司。季節が移り、若衆になるための仕込みが始まった愁里だったが、不安に身が竦みうまく進まない。焦りを募らせる愁里を知り、仕込み役を買って出たのは成司だった。躊躇いながらも身を委ね官能を引き出されるうち、愁里は成司への許されぬ恋心を自覚するが…。

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本作品には、一部過激な表現・描写が含まれていますので、ご購入はご自身の判断と責任において行ってください。