桃

久世光彦 著

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父の通夜にきた女の、喪服からのぞいた襦袢の襟の色(「桃色」)。女が出て行ったあと、卓袱台のうえに残された腐りかけた桃の匂い(「桃--お葉の匂い」)。濃密で甘く官能的な果実をモチーフに紡ぎ出される八つの短篇。

ジャンル
文芸
出版社
中央公論新社
掲載誌/レーベル
中公文庫
提供開始日
2013/7/5

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