日本人はなぜ無宗教なのか

日本人はなぜ無宗教なのか

阿満利麿

49

いまや日本人は自分たちを「無宗教」と規定して、なんら怪しむことがない。しかし、本当に無宗教なのだろうか?日本人には神仏とともに生きた長い伝統がある。それなのになぜ「無宗教」を標榜し、特定宗派を怖れるのか?「……私は、宗教とは、人間がその有限性に目覚めたときに活動を開始する、人間にとって最も基本的な営みだと理解している……」。著者は民族の心性の歴史にその由来を尋ね、また近代化の過程にその理由を探る。そして、現代の日本人に改めて宗教の意味を問いかける。

ジャンル
趣味・実用
出版社
筑摩書房
掲載誌/レーベル
ちくま新書
閉じる
開く
  • 6回使える70%OFFクーポン(上限・条件あり)