隣に君がいなければ

高校三年受験前に貴一から湊を誘った。貴一に憧れを抱いていた湊は、素直に彼に体を開く。しかし、言葉足らずな幼い恋は、一度愛を交わしただけで終わってしまう。十八年後、貴一はゲイであることが原因で二年前から別居し、調停離婚中、あげく一人娘に二年間一度も会わせてもらえていない。湊は医者になったが、貴一が忘れられずいまだ独身のままだった。その二人が、同窓会で偶然再会した。十八年前の誤解が解けて、二人の恋が再燃し――！