かんぷらちんき（下）（電子復刻版）

かんぷらちんき――巷間調子のいい男をそう呼ぶ。着々蓄財にはげむわが岬二三男、レズ、バーのままから性技の奥義を教えられ、狙った女を籠絡、その女たちを動かして銀座に〈ホステス便利社〉を興した」。着物交換会、焦げつきの取立て……苦心惨澹の末に銀座の夜のパトロン名簿をつくり、それをネタに融資を迫って、ついにはキャバレーチェーンの経営に乗り出したが……。男の哄笑が全篇にひびき渡る痛快長篇！

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