権威主義の正体
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部下を頭ごなしに怒鳴りつける上司、“鶴の一声”で全てが決まってしまう会社、正義をふりかざし世論を誘導するマスコミ――。それらの背後にひそむ権威主義を社会心理学の立場から徹底解剖する。まず、その研究の発端であるホロコーストを検証。同調や服従はいかに増幅され、ナチスの暴走を許したのか。カリスマ、教条、集団ナルシズムなど権威主義を支える条件を見極める。「権威」とは技能や知識の格段に優れた人が自然に発する光のことであるが、「権威主義」は、本来的な権威のない人が無理に発しようとする圧迫感のことである、と説く。そして、身近にいる権威主義的人物の特徴を分析。「偉人の言葉を引用する人」「役割を過剰に演技する人」「好き嫌いで人を評価する人」「清濁併せ呑めぬ人」…。あなたの上司、あなた自身は大丈夫か?組織のあり方を真摯に考える人のための一冊。
レビュー
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ホロコーストが権威主義研究のきっかけだった。
ヒットラーによる独裁、国家による人種政策、ホロコーストとはなんだったのかが語られる。
ドイツは特殊な民族なのか?
1理学、科学、哲学、芸術、ドイツの水準...続きを読む - Posted by ブクログいいね 0
色々な権威主義の説明.属人主義と属事主義という考え方はわかるんだけど、優秀な人の意見は経験上優秀な確率が高いし、論理展開にも説得力があったりするので信用してしまうかも知れない.
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現代社会にはびこる権威主義について,分かりやすく解説し,権威主義者の見極め方,権威主義への対策を提言してくれる。なかでも解説部分が興味深い。
権威とは,能力等の実質的裏打ちがあって,人々の模範とな...続きを読む