原発「危険神話」の崩壊

著:池田信夫

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    福島第一原子力発電所の事故は、それまでの「安全神話」を打ち砕いただけでなく、炉心溶融が起こると数万人が死ぬといった「危険神話」をも崩壊させた。放射能の健康被害は、予想よりも小さく、チェルノブイリ事故とは明らかに違った。震災後、マスメディアもネットメディアも放射線の危険を誇大に報じ、多くの人が「リスクゼロ」を求めた。しかし、科学的知見によれば、「100ミリシーベルト以下の健康被害は0.35%以下」であることは確実にいえるという。また、発癌リスクを問題視するなら、喫煙や塩分の取りすぎや飲酒も危険であり、さらに携帯電話や日焼けサロンも危ないとの報告もある。同時に、著者はメディアが煽った「脱原発か否か」の議論も愚問だと斬って捨てる。問題は特定の資源の是非ではなく、市場で多様なエネルギーを柔軟に組み替える必要があると説く。メディアと知識人を名指しで批判した、闘う経済学者の勇気ある言論である。

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    • 2017/08/18Posted by ブクログ

      たまには原発肯定派の意見も読んでみようと手にしたのが本書だ。

      うん、思い切り肯定している。福島第一原発の事故で、原発の安全神話
      が誤魔化しの上に成り立っていることがばれちゃったが、本書で著者が
      主張...

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    • 2012/09/09Posted by ブクログ

      原発に反対するわけでもなく、推進するわけでもなく、色々あるエネルギーの選択肢を、あくまで冷静に分析してみようとする本。
      内容の軸にあるのは、冷静に分析した時のコスト比較では原発が有利、なので再稼働すべ...

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    • 2012/07/10Posted by ブクログ

      2012/07/09
      Yes. I totally agree with this.
      Think competitively risk and return.
      This book gave me a...

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