JavaScriptが無効になっています。すべての機能を利用するにはJavaScriptの設定を有効にしてください。
JavaScriptの設定を変更する方法はこちら。
初めての方へ
続刊
クーポン
本棚
カゴ
湊川理絵
今宵限りの京美人、雛瀬春実(ひなせ・はるみ)は、一夜の相手に「割りきった遊びができるのが、あんたの取り柄や」そして「俺の取り柄でもあるんや」と別れの朝に告げる。黙ってうなずく相手。双方のその態度は、いわば遊び人たらんとする者の紳士道(?)であると、二人を取りもった子猫には分っていたのかもしれない好編『ネコの海岸物語』。そして、同時収録作『ほほえみを咲かせて』には、こんな会話が登場する。「ミィは、情の深い体になったなぁ……」。血縁はないものの親戚筋にあたる哲兄ちゃんこと哲彦と同床し、そうささやかれた時、春実は「それ…最高の…誉め言葉や…」と応じる。なぜならそれは、真にひとを愛した経験のある者しか持ちえない、いわば恋の形見であるカラダにのみ、ふさわしい形容だったから--。旧家に生まれ、男たちをとりこにする伝説の美女顔「雛瀬の顔」をもつ青年、春実の恋と秘められた過去を描くシリーズ第三弾!
この作品をシェアする
クーポン利用で【70%OFF】280円(税込)で購入できる! 6回利用可能
2024/06/30 23:59 まで有効