袋小路の男

袋小路の男

絲山秋子

145

高校の先輩、小田切孝に出会ったその時から、大谷日向子の思いは募っていった。大学に進学して、社会人になっても、指さえ触れることもなく、ただ思い続けた12年。それでも日向子の気持ちが、離れることはなかった。川端康成文学賞を受賞した表題作の他、「小田切孝の言い分」「アーリオオーリオ」を収録。(講談社文庫)

閉じる
開く
  • 6回使える70%OFFクーポン(上限・条件あり)