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初めての方へ
続刊
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カゴ
工藤イルマ
僕は瞳子が好きだった。いつから彼女が僕の中で単なるおさななじみからそういう対象に変わったのかはわからないけど。中二のクラス替えの時、同じクラスだねって彼女が笑った時だったのか。それとも開いた窓からの風邪でスカートが揺れて、その中の白い肌を見た時だったのか。僕はよく夜、窓を開けて瞳子の家を見つめる。今、彼女がどんなことを考えているのだろうかと。舌ざわりのいい『おさななじみ』という言葉は今の僕にはかえってつらい。小さな頃から知っている近所のオンナノコが突然愛の告白をしたら――第一、彼女は僕のことを男だと認識しているんだろうか。そんな時、とんでもない事故が起きたんだ。僕は瞳子を守るただったらなんだってできる。だって瞳子は僕の大事なオンナンコなんだから。夏休み最後の日に拾った謎の玉が織り成すちょっと不思議なファンタジックストーリー。
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2024/07/31 23:59 まで有効