【最新刊】戦中派復興日記

戦中派日記

山田風太郎

803円(税込)

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    20代最後の2年を綴った戦後日記第4弾!昭和26~27年。山田風太郎が20代最後にして独身生活最後の2年間を精力的に過ごした2年間を綴っている。〈夜、成城の横溝氏たずねのんでいるうち前後不覚、気がつくと、どこともしれぬ深夜の町をフラフラ歩いていた。眼鏡消失、額にけがして血だらけ、金も消失。さかんにお巡りにトッチメられ、朝ヘトヘトになってかえる(昭和26年3月9日)〉〈およそ日本民族の最大の弱点は科学的精神の欠如だろう。換言すれば推理力による把捉を重んじないという性向だろう。これを矯正するために探偵小説は一臂の力をかし得るはずではないか。日本の民衆に推理という精神作用がいかに興味あるものであるか、これを知らせるために探偵小説をかくという気概があってもよいではないか(昭和26年6月23日)〉〈概していえば余は肉体でかく芸術家を軽蔑する。肉体でかく、とは肉体小説をかくという意味ではない。鈍で、ただ丈夫だけで押しまくるような作家である。小説でいえば田村泰次郎。余は頭でかく作家である。而して余は感性でかく作家には全面的に降服せざるを得ない。例えば太宰治(昭和27年5月10日)〉終戦から6年、戦後日記の掉尾を飾るシリーズ第4弾。

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    提供開始日
    2014/08/22
    連載誌/レーベル
    小学館eBooks
    • 戦中派日記 全 4 巻

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      戦中派日記 全 4 巻

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    • 2012/08/02Posted by ブクログ

      ほぼ同い年の時に、なんて厳しくてタフな次元で悩んでいるんだろう。
      「真に勝利者を信ずべきか否か。」
      「どちらがほんとうなのか?どちらもほんとうである。いや、ほんとうなのはこの「変化」そのものである。」...

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    • 2019/09/27Posted by ブクログ

      2019年9月26日読了。昭和24~25年頃、デビュー間もない・病院のインターン生を兼務していた時期の山田風太郎の日記。毎日毎日、話題の本・古典の本を読み、原稿を書き、原稿料を受け取り、知人と会って通...

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    • 2016/03/17Posted by ブクログ

       作家山田風太郎が昭和21年、24歳の医大生だった時に書き記した1年間の日記の記録。

       戦後の1年間を市井の人の視点から世相を書き表した貴重な記録だと思います。

       文体は文語体なので、なかなか読み...

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