背徳のオイディプス

背徳のオイディプス

このあとの丹野の台詞は、聞いてはいけないような気がした。聞いたら最後、もう二度と幸せにはなれないような予感がする。静流は無意識に耳をふさごうとしたが、無情にも間に合わなかった。「静流くんの父親は、国塚じゃないか」その瞬間静流の周りからすべてが消えた。……愛していたのだ。血のつながりがあると知った今でも、まだ国塚を愛している。なんて、なんて罪深い……!

ジャンル
ボーイズラブ小説
出版社
講談社/文芸
掲載誌/レーベル
講談社電子文庫
提供開始日
2012/11/24

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