ファンタスティック12(ダズン) (11) 解剖の美学

ファンタスティック12(ダズン) (11) 解剖の美学

荒俣宏

880円(税込)
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解剖図譜は16世紀イタリアのヴェサリウスをもって嚆矢とする。筋肉男や骸骨男が町を背景にポーズをとる図像は、オランダのアルビヌスに受け継がれ、歩く死体=ゾンビが初期解剖図譜のパターンとなった。次に、同じくオランダのダコティが彩色をほどこしたエロティシズム溢れる生体解剖図を制作したが、これら西洋の美学と、江戸期『三之助解剖図』に見られる解体作業にも似た生々しさとを、ぜひ比較鑑賞されたい。本書は、図像の持つ過剰な快楽を味わおうとする人々のために、古今の解剖図像を一堂に会させた第二の『解体新書』なのである。【脳内パノラマとしての図像を探検する・ファンタスティック12の第11巻】

ジャンル
学術・学芸
掲載誌/レーベル
ファンタスティック12(ダズン)
提供開始日
2009/12/18
ページ数
169ページ

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