怪盗シュガー　（6）　ブラジル・サントスは、死の香り

今度の依頼者はブラジル・サンパウロでコーヒー園を営むモーリィ・フジタ。港の倉庫から、コーヒー袋の一つを盗み出すくらい、シュガーにはわけもないことだった。ヨーロッパの仲買業者に売り渡した商品を利用して、ある犯罪組織が、宝石の密輸を企てているという情報とつかんだと言うが、そこには裏があった…「ブラジル・サントスは、死の香り」他３編収録。