春昼・春昼後刻

春昼・春昼後刻

泉鏡花

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うとうとと夢でも見そうなのどかな春の昼さがり、散策の途次たちよった山寺で住職から明かされたのは、一瞬の出会いののち、不可思議な夢の契りに相結ばれた男女の物語だった。あくまで明るい春の光の中、夢は夢へと重なりあって、不気味な宿命の物語が展開する。鏡花随一の傑作との呼びごえ高い連作。

ジャンル
文芸
出版社
岩波書店
掲載誌/レーベル
岩波文庫
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