
人間の老化は、思考力や体力より、まず「感情」から始まる。40代からは、脳の中でも前頭葉というやる気や感情のコントロールなどを司る部分の萎縮が目立ち始めるからだ。これを「感情の老化」と著者は呼んでいるが、この生理現象に対処することが、40代からの勉強では重要なのである。やる気や集中力が続かず、途中で投げ出してしまうのでは、勉強の成果はいつまでたっても出ないだろう。では、どうやって、この「感情の老化」に対処していけばいいのか。本書では、受験指導のプロであり精神科医でもある著者が「感情の老化」を防ぎ、勉強へのやる気・集中力を高める方法を脳科学、学習心理学、認知心理学をベースに解説する。「枯れた」人間になっていくのか、それともこの知識社会を勝ち抜く「賢い」人間になれるのか、40代は人生のターニングポイントである。
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2025/3/31 23:59 まで有効
今の40代は若いと言われますが、脳の老化は昔と比べて若返っている訳ではないらしい。40代になると、セロトニンの分泌が減ってうつ病などになりやすいというのも気になる。
その上で、やる気を保つためにどうし...
今年、私は40’sの仲間入りを果たしたが、気力、知力の衰えに対しての自覚症状は今のところない。しかし、回復力は衰えているはずなので、自覚症状が出たときには手の打ちようがなくなるのではないかと思い、本書...
何もしなくても過ぎ去ってしまう時間。そんな時間の中でわずかでも勉強にあてることが重要だと再認識させられた一冊。
勉強は好奇心とモチベーションが肝要ですね(^^;